2023.03.03 - Fri
【最近の治療業界のトレンド!】オステオパシーって何?パート2
※写真はアメリカの初代オステオパシー大学
どーも。
整体院PRANA院長
森部瑛二です。
今日のテーマ
「オステオパシーって何?パート2」です。
今回も前回に引き続き、「ステオパシーって、何か知っていますか?」の続編です。
(前回の記事はこちらから)
・オステオパシーの歴史
・オステオパシーの説明
・オステオパシー哲学
・オステオパシーの原則などを
ご紹介しましたが、今回は
・他の治療法と何が違うのか?
・身体のリズムを感じる
・オステオパシーが全てではない
・大切なこと
4つをお伝えしたいと思います。
全てを1つとして捉える、治療法!
既存の治療方法と何が違うのか?
オステオパシーが他の治療法として決定的に違うことは、
「生命・身体を、全て一つのつながり」として考えていることです。
従来の施術方法は、構造は構造だけに繋がっているという考えだけでしたが、
オステオパシーでは、
・構造 → 構造
・精神、心 → 構造
・構造 → 心・精神など
身体は多角的観点から繋がっているという考えで、
・肉体
・心
・魂
・精神
この4つを繋げ、考えて、施術をすることが、オステオパシーの特徴であると感じています。
現代医学の中心である西洋医学は、悪い部分や局所のみにフォーカスしていることが多く、
「病変部位を体内から取り出す」
「入れ替える」
「病気を抑え込む」など、
対処療法としてアプローチが強く、身体を物質的な「物」としてしか見ていないのが、現代医学です。
ですが、生きるという観点から人間を観た時には、「心、精神、魂」が身体に宿り、「心、精神、魂」によって身体をコントロールして、私たちは生きています。
「心、精神、魂」の状態も、一つの身体として考えている治療法は、現状としてはオステオパシーだけではないかと思います。
オステオパシーの治療効果が、一般的に高いと言われているのは、「全てを一つとして治療対象とする」ところに、あるのではないかと感じています。
生命のリズムを感じる治療法
オステオパシーは、科学的根拠も大切にしていますが、触診によって感じることのできる、
・リズム
・動き
・可動性
・流れなど、
凄く微細な身体からの情報を基準にする検査・治療方法に赴きを置いているのが特徴です。
人間の身体にはいくつものリズムを持った動きがあり、
・呼吸による肺、肋骨の動き
・心臓の拍動
・脳脊髄液を循環させる動き
・内臓が持つ固有の動き
・その他(筋肉等)の動きなど、
私たちの身体は、全ての動きが密接に関連して、身体の恒常性(自然回復力)を保とうとしています。
この身体の恒常性こそが、自然治癒力を発動させるものです。
オステオパシーは身体の歪みを正し、身体の持つリズムと可動性を正常化する治療方法でもあります。
オステオパシーが全てではない!
最近の施術界の流れとして、「オステオパシー」が、最高峰。素晴らしい治療技術である。かのような、誇大広告や、盛りすぎた内容の発言が多く見られます。
確かに、オステオパシーは素晴らしい技術だと私は感じていますが、
オステオパシーが全てではない。
と、私は思っています。
カイロには、カイロの良いところがあり、オステオパシーには、オステオパシーの良いところがある。
それよりも大切なことは、「患者様に適した検査と施術を選択できるか?」だと、私は考えています。
ゴッドハンドは存在しません!
この整体や治療業界には、「ゴットハンド」という言葉が存在しますが、
実際には「ゴッドハンド」は、存在しないと思います。
どんなにひどい症状も1発で治す。
このような魔法のようなものは存在しません。
身体を治すには、きちんと施術を受けて、積み重ねる必要があります。
不安や焦りで、即効性のある物を求めがちですが、決して1発で治せる方法は存在しないのです。
治療は丁寧に「積み重ねるもの」であることを、忘れないで下さい。